「失われた時を求めて」読書日記
第4回世界バレエフェスティバルで観た「失われた時を求めて」のバレエを見てから本を読んでみたくなる。

失われた時を求めて
世界バレエフェスティバル写真集より
初めて観たローラン・プティ作品
「プレースト 失われた時を求めて」
フランス文学とフランス音楽のオアマージュ
マルセル・プレースト 長編小説
音楽:サンサース、R .アーン、C .フランク、G .フォール、C・ドビッシー、ベートウヴェン、R .ウーグナー。
世界バレエフェスティバルでローラン・プティの「失われた時を求めて」と言う作品を観た。仙台から東京に親戚と一緒に新幹線に乗り、鳩バスで東京見物。そして私だけが五反田の簡易ホールで世界バレエフェスティバルを観たと記憶している。ドミニク・カルフーニがベットで眠っていて眠ながら男性と踊る(多分デニス・ガニオ)そしてまたカルフーニーはベットに倒れ、最後に白いカーテンが落ちる。
「プレースト 失われた時を求めて」初演:マルセイユ・バレエ団 1974年8月24日モンテカルロ歌劇場。振付:ローラン・プティ
私が観た「失われた時を求めて」のバレエはガラコンサートで使われるシーンで「眠る彼女を見つめて」だと思う。第1幕 プルースト的天国のいくつかのイメージの中の第7場
「もっと知りたいモネ」の本を読んでいたら、偶然、「もっとも創造的に刺激を受けたのは、マルセル・プレート(1871-1922)であるう。ブルーストはデュラン=リュエル画廊があったラフィット通りからそれほど離れていない場所に住んでいて、1900年に「睡蓮の池」の連作が展示された時に画廊を訪れている。1909年の「睡蓮、水の風景連作」展も訪れ、この時の鑑賞体験を「失われた時を求めて」の中で、睡蓮の浮かぶ川の描写に取り入れていると言われている。」と書かれていた。
心がワクワクした。あまりにも長い小説「失われた時を求めて」を読みきにはならないけど、少しつづは読んでみようと思うようになった。
2023年2月14日
図書館に行き、「プレーストの花園」「失われた時を求めて」への招待の本を2冊借りた。昔買った「プレースト」のDVDが見られた。DVDを見ているとモネの絵の「アルジャントゥイユのヒナゲシ」や「ノルヴェジエンヌ号にて」や「日傘さす女性」の絵が浮かんでくる場面がある。

もっと知りたいモネの本

印象派
若い日のモネと巨匠たち
*「若い日のモネと巨匠たち」のDVDは仙台メディアテークで借りて見た。
勉強になる。
プレーストのDVD鑑賞

ブレースト
振付:ローラン・プティ
DVD内容説明
振付:ローラン・プティ
コーエン・ケッセルス(指揮)パリ・オペラ座管弦楽団
アルベルティン … エレオノーラ・アッバニャート
若き日のプルースト … エルヴェ・モロー
シャルリュス男爵 … マニュエル・レグリ
サン・ルー … マチュー・ガニオ
ヴェルデュラン夫人 … ステファニー・ロンベール
【収録】 2007年3月 パリ・オペラ座(ガルニエ) (ライヴ)2008年5月に来日も決定 している、今もっとも熱いバレエ、パリ・オペラ座。これは、プルーストの「失われた時を求めて」のいくつかのシーンをバレエにしたてたもの。音楽も、物語 や時代背景と縁のあるものが選ばれています。今をときめくダンサー達が勢ぞろいしている舞台。小説の中では、パリの社交界における淫らな男女関係のことも 書かれていますが、バレエの中にもどきどきしてしまう官能の世界が広がっています。男性3名と女性1名の4人によって踊られる「知られざる世界との出会 い」では、女性が上半身裸身で登場。舞台のバックスクリーン全体が白く明るくなっているので、ほとんどシルエットしか見えませんが、ドビュッシーのハープ と弦楽のための舞曲の音楽と共に、ミステリアスな中に官能の世界が広がっています。また、特筆すべきはマチュー・ガニオの妖しい美しさでしょうか。彼は、 小説中に登場するサン・ルー役で登場しています。サン・ルーは非常に好ましい性格の青年で、男性の勇気と美しさの象徴のような存在ですが、結婚していなが ら同性愛の傾向もある人物。「背徳」の恋に迷いながらも溺れてゆくさまを、アクロバティックな動きもしながら、フォーレの「エレジー」のメロディーととも にマチューは見事に演じています。社交界の華やかなシーンや、社交界の美しい女性たちによる華麗な群舞なども多く見られ、非常に見ごたえのある一大物語です。 |

パリオペラ座バレエと街歩き

マチュー・ガニオ&カルフーニ
DVD
ブレースト のDVDに出演しサン・ルー … マチュー・ガニオシャルリュス男爵 … マニュエル・レグリ若き日のプルースト … エルヴェ・モロー、アルベルティン … エレオノーラ・アッバニャートが本に載っている。
JUNの仙台自由時間2023年2月のページに色々書き始めた。
単独で読書日記をつける事にしたので新しくページを作成した。
まず、図書館で「プレーストの花園」・「失われた時を求めて」への招待の本を2冊借りた。
「プレーストの花園」の作品
失われた時を求めて
スワン家の方へ 1、II
花咲く乙女たちのかげに 1、II
ゲルマントの方 I、II
ソドムとゴモラI、II
囚われの女 I、II
「逃げる女」、「見出された時」、「ジャン・サントゥイユ」、「読書の日々」「楽しみと日々」
プレーストの書いた文章に花の水彩画が書かれている本でとても読みやすい。
訳者あとがき
この本は作者マルト・スガン=フォンは、ブルーストの作品のなかから花にかんする文章のみを選び、それに彼女自身の描いた水彩画を配して本書を構成した。原題「マルセル・プレースト の植物図鑑」
1998年鈴木道彦

プレーストの花園
マルト・スガンーフォント
訳:鈴木道彦
「失われた時を求めて」への招待
吉川一義を読む

「失われた時を求めて」への招待
吉川一義
全編読破に挑戦する人への力強い羅針盤となる一冊
主な登場人物から学ぶ事にした。
私 作家志望
母と祖母、父、
レオニ叔母=「私」がコンプレーで休暇をすごす大叔母宅の娘
アルジャンクール伯爵=ゲルマント侯爵夫人の親戚
アルベルチーヌ=バルベックの海辺で出会った娘。「私」の恋人となり同居。落馬事故で死ぬ。
ヴァントゥイユ=コンプレー郊外のモンジュヴァンに住む元ピアノ教師、じつは大作曲家。
ヴァントゥイユ嬢=モンジュヴァンで女友だちと同性愛にふける。
ヴィルパリジ侯爵夫人=「私」の祖母の学友
ヴェルデュラン夫人=「スワンの恋」の舞台となったサロンの主宰者。
ヴォークーベール=ノルパワと親しい外交官。
エルスチール=バルベックの海辺にアトリエを構える印象派の画家。
オデット=スワン夫人。
カンブルメール家=ノルマンディー地方の田舎貴族
ゲルマント公爵(バザン)=ゲルマント家の当主。
ゲルマント公爵夫人(オリヤーヌ)=パリ社交界随一の貴婦人
ゲルマント大公=ゲルマント公爵の従姉妹
ゲルマント大公妃(マリー)=シャルリュス男爵に想いを寄せる
コタール=医者、医学部教授。
サン=ルー侯爵=ゲルマント家の貴公子
シャテルロー公爵=ヴィルパリジ夫人の甥の息子
シャルリュス男爵=ゲルマントの公爵の弟
ジュピアン=チョッキの仕立屋
ジルベルト=スワンの娘。
スワン=ユダヤ系株式仲買人の息子。文学、芸術に通じる趣味人。
ノルポワ公爵=元フランス大使。
パルム大公妃=パルム大公の娘
フォルシュヴィル伯爵=オデットをめぐるスワンの恋敵
フォワ大公=金持で美男の青年貴族
フランソワーズ=「私」の家の女中
プリショ=ソルボンヌの論理学教授
ブロック=「私」の旧友
ベルゴット=「私」が青少年に心酔した大作家
ベルナール=ユダヤ人。ブロックの大伯父
マルサント夫人 サン=ルーの母親
モレル=美少年のヴァイオリン奏者。
ラシェル=ユダヤ人。一時サン=レーの恋人
ラ・ベルマ=ラシーヌ「フェードル」の当たり役とする悲劇女優
ルグランダン=コンプレーに別荘を持つ技師。
2023年2月20日、主な登場人物を書き写すだけで読んだ気持ちになる。

ロシア・バレエとモダン・アート
華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界

プルーストとバレエ・リュス
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